所得―非課税所得―趣旨別分類

非課税所得は、その非課税とされた趣旨別に分類することができました。

具体的に、その主なものをあげると、次のとおりになります。

非課税とされた趣旨	主な内容
実費弁償的性格に基づくもの	・給与所得者の出張旅費、転勤旅費等・給与所得者の通勤手当・給与所得者が受ける職務上必要な給付
社会政策的配慮（担税力）に基づくもの	・増加恩給、傷病賜金、負傷又は疾病に基因して受ける特定の給付、遺族恩給、遺族年金等・家具、じゅう器、衣服等生活に通常必要な動産の譲渡による所得・学費に充てるため等に給付される金品・心身に加えられた損害又は突発的な事故により資産に加えられた損害に基因して受ける損害保険金、損害賠償金、見舞金等・雇用保険、健康保険、国民健康保険の保険給付等・生活保護のための給付
障害者等の税負担の軽減及び貯蓄奨励策に基づくもの	・障害者等の郵便貯金の利子所得・障害者等の少額預金の利子所得等・障害者等の少額公債の利子所得・勤労者財産形成住宅貯蓄の利子所得等・勤労者財産形成年金貯蓄の利子所得等・公社債等の譲渡等による所得
公益的な目的に基づくもの	・文化功労者年金、学術又は芸術奨励として交付される金品、ノーベル賞の賞金等
二重課税の防止に基づくもの	・相続、遺贈又は個人からの贈与により取得するもの
その他	・オリンピック競技大会における成績優秀者を表彰するものとして交付される金品・宝くじの当せん金・スポーツ振興投票券（toto ）の払戻金