［税金］所得税法・法人税法等

源泉徴収―事務―給与所得―毎月―③源泉徴収簿（所得税源泉徴収簿　給与所得・退職所得に対する所得税源泉徴収簿）―書き方

源泉徴収簿の書き方・記入例・記入方法

源泉徴収義務者が、月々の給与に対する所得税の源泉徴収や年末調整などの事務を正確かつ能率的に行うため、国税庁が作成・提供している様式が「給与所得・退職所得に対する所得税源泉徴収簿」です。

ここでは、源泉徴収簿の記載事項のうち問題となりそうなものを説明・解説します。

１．月々の給与等に関する事項

総支給金額

［総支給金額］には、交通費等の非課税項目を除外した金額を記載します。

 

社会保険料等の控除額

［社会保険料等の控除額］には、介護保険料や雇用保険料などすべての社会保険料の合計金額を記載します。

また、小規模企業共済等掛金も含めます。

小規模企業共済等掛金が含まれるため、社会保険料「等」となっています。

 

社会保険料等控除後の給与等の金額

［総支給金額］から［社会保険料等の控除額］を差し引いた金額を記載します。

 

算出税額

源泉徴収税額表により、［社会保険料等控除後の給与等の金額］と［扶養親族等の数］に相当する税額を求め、記載します。

 

２．年末調整に関する事項