［税金］所得税法・法人税法等

確定申告―法人税申告書―別表八

別表八とは

別表八の定義・意味・意義

別表八とは、法人税法第２３条「受取配当等の益金不算入」の規定の適用を受ける場合に作成して、その益金不算入額を計算するための明細書です。

「受取配当等の益金不算入に関する明細書」がその名称です。

法人税法
（受取配当等の益金不算入）
第二十三条 　内国法人が次に掲げる金額を受けるときは、その配当等の額は、その内国法人の各事業年度の所得の金額の計算上、益金の額に算入しない。
一 　剰余金の配当若しくは利益の配当又は剰余金の分配の額
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「受取配当等の益金不算入」という制度の内容については、次のページを参照してください。

法人税申告書―別表四―社外流出―減算項目―受取配当等の益金不算入額

他の別表との関係・関連・連携・つながり

別表四

配当金等は、会計上は受取配当金などといった勘定科目（費用勘定）を使用して収益として処理をし、損益計算書において、営業外収益に計上されることになります。

受取配当金 - 簿記勘定科目一覧表（用語集）

しかし、税務上は、法人税法第２３条「受取配当等の益金不算入」の規定により、法人が内国法人から受けた配当等については、その全部または一部が益金不算入となります。

そこで、別表八で計算した受取配当等の益金不算入額は、これを別表四の「受取配当等の益金不算入額」欄に転記して、減算による申告調整をする必要があります。