課税単位
課税単位とは
課税単位の定義・意味・意義
課税単位の問題の位置づけ・体系
所得税の課税対象は所得ですが、それでは、どの範囲の人の所得を1つの所得、つまり、単位とみなすのかという問題が課税単位です。
課税単位の分類・種類
課税単位に関する考え方は、次の3つがあります。
- 個人単位主義
- 夫婦単位主義
- 家族単位主義
1.個人単位主義
個人単位主義とは、個人を単位とし、各家族構成員の所得税額をそれぞれ別々に計算する方式をいいます。
日本では、戦後、個人単位主義が採用されています。
その唯一の例外が、「生計を一にする配偶者その他の親族」に関する必要経費の特則の規定です。
2.夫婦単位主義
夫婦単位主義とは、夫婦を単位とし、夫婦の所得を合算して所得税額を計算する方式をいいます。
3.家族単位主義
家族単位主義とは、家族を単位とし、家族の所得を合算して所得税額を計算する方式をいいます。
課税単位の趣旨・目的・機能
課税単位の問題は、独身者か既婚者か、共稼ぎか、子どもはいるのか、などといったさまざまな立場にある納税者に、どのようなかたちで課税負担を負わせることが公平なのか、という問題です。
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