租税―分類―応益税と応能税―応益税
応益税とは
応益税の定義・意味・意義
応益税とは、提供された公共サービスの対価に応じて課される租税をいいます。
一般的に、地方税は応益税的な傾向があるといえます。
応益税の反対概念
応益税に対する概念は応能税です。
応益税の位置づけ・体系
租税はさまざまな観点から分類することができます。
応益税と応能税という分類もその一つです。
応益税や応能税は、国家のいわば維持管理費といえる租税が課される基準、つまり、租税負担を何を基準にして国民の間に分配すれば、公平な課税になるのか、という問題に対する考え方です。
財政には、民間・市場によっては提供されにくい公共財・公共サービスの提供という資源配分調整機能のほか、国民の所得格差を是正するという所得再分配機能が期待されるため、ほとんどの国では、応能税が採用されています。
応益税のメリットとデメリット
応益税のメリット・長所・利点・有利な点
応益税では、国家は国民の担税力(=どれだけの税金を負担する力があるのか)を知る必要がありませんので、国家が国民のプライベートな情報を収集することによるプライバシーの侵害という問題は起こりません。
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