税率―累進税率―超過累進税率
超過累進税率とは
超過累進税率の定義・意味・意義
超過累進税率(ちょうかるいしんぜいりつ)とは、累進税率のうち、課税標準(=所得金額)が増えるにしたがって、増えた課税標準の部分に対してのみ高い税率を適用する方式をいう。
超過累進税率の位置づけ・体系(上位概念)
累進税率
課税標準が増えるほど、税率が高くなる課税方式を累進税率という。
累進税率は、次の2つに大別される。
- 単純累進税率
- 超過累進税率
単純累進税率が、課税標準が増えるにしたがって、単純に課税標準全体(←「単純」)に対して同じ高い税率を適用するのに対して、超過累進税率は増えた課税標準の部分(←「超過」)に対してのみ高い税率を適用する。
超過累進税率の趣旨・目的・役割・機能
単純累進税率による不合理な結果の回避
超過累進税率は、少しの課税標準の増加が不合理(不公正)に大きな税額の増加を引き起こす単純累進税率の欠陥を回避するための税率構造である。
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