期間計算主義
期間計算主義とは
期間計算主義の定義・意味・概念
期間計算主義とは、人為的に一定の期間を区切って課税対象である所得の金額を計算する(所得額の計算期間を設ける)、という便宜上の原則をいいます。
なお、会計上は、これに対応するものとして期間損益計算という考え方があります。
期間計算主義の具体例
ただし、1年を単位とすること自体に理論的な根拠があるわけではありません。
また、同じ「1年」でも、所得税では「暦年」を計算期間としているのに対して、法人税では「事業年度」を計算期間としています。
期間計算主義の趣旨・目的・役割・機能
所得の計算
計算期間を設けることではじめて所得計算が可能となります。
期間計算主義の位置づけ・体系
包括的所得概念の前提
期間計算主義の例外的制度
所得税法
期間計算主義を厳格につらぬくと、徴税の不合理と税負担の不公平をまねく場合があります。
そこで、特別の規定により、例外的な措置が取られています。
所得税に関する例外的な制度としては次のようなものがあります。
期間計算主義の例外的制度
期間の区切り方により所得額、したがって税額は変わってきます。
場合によっては不合理な変わり方をすることもあります。
他方、期間の区切り方自体は便宜的なものであり、理論的な根拠はありません。
そこで、不合理な結果が生じないよう、所得税法上は、たとえば、次のような例外的な制度が設けられています。
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