法人税額の計算方法
法人税額の算定・算出・計算方法・出し方
法人税額の計算式・公式
個人も法人も法律上は同じ「人」(権利義務の帰属主体)として取り扱われています。
しかし、法人税は、所得税に比較すると、かなりシンプルな体系となっています。
なぜならば、会社(企業・法人)は、利益を効率的に獲得するためのしくみとして考案された法律上の(単純な)しくみだからです。
法人税額は、次の計算式で算定・算出されます。
法人税額=所得金額(法人税の課税対象)×法人税率(法人税の税率)
1.所得金額
会社の場合は、自然人のように、利子や配当で得たお金、不動産や事業で得たお金、給与や退職で得たお金などといった区別(事業所得や不動産所得などといった所得税法上の所得区分)はありません。
また、病気や扶養家族などといった個人的な事情を考慮する必要(所得税法上の所得控除)もありません。
そこで、法人税では、所得金額という1つの数値に対して課税されるしくみになっています。
2.法人税率
比例税率(固定税率)―原則として一律の税率
法人税では、原則として、所得金額の大小にかかわらず一律に30%の法人税率が適用されます(比例税率)。
ただし、期末時点で資本金1億円以下の中小企業に対しては、例外的に、さまざまな優遇措置がとられています。
たとえば、年間所得金額のうち800万円以下の部分に対しては22%の軽減税率が適用されます。
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