課税標準―所得税法上の課税標準―2③退職所得金額
退職所得金額とは
退職所得金額の定義・意味・意義
簡単にいえば、税額を算出するための所得金額のことを課税標準といいます。
ただし、例外的に退職所得の金額は他の所得とは分離して別個の課税標準とされています。
この退職所得の金額のことを退職所得金額といいます。
つまり、退職所得金額は、、その年中の退職手当等の収入金額から退職所得控除額を控除した残額の2分の1に相当する金額とされています。
退職所得金額の趣旨・目的
退職所得は、長年にわたる勤労が一時に実現する所得であり、退職後の生活の資に充てられるという性格・特性があるので、税負担を軽減するために、他の所得とは分離して別個の課税標準とされています。
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