［税金］所得税法・法人税法等

税額計算の方法―例外―平均課税―変動所得―節税対策への利用方法

変動所得の節税対策への利用方法

年により所得の変動の大きい業種では、所得が急に増えた場合は多額の税金がかかりますが、将来の保証はありません。

そこで、一定の所得については、公平の見地から、平均課税という特別な税金の計算方法が認められています。

変動所得とは

変動所得の範囲は、法が認めたごく一部に限られていますが、もしその条件を満たすのであれば、変動所得の制度は、所得の変動が大きい人ほど節税効果が高くなる効果的な制度です。

しかも、ポイントは、変動所得の制度を利用するのに、何ら特別な事前の届出が必要とされていないということです。

つまり、ある年に突然所得が増え始めたため、何ら節税対策をしていなかったという場合であっても、その翌年に確定申告をする段階で採用できる節税方法ということです。

その具体的な手続きについては、次のページを参照してください。

変動所得―手続き・手順・方法・仕方

通常、節税対策という場合、必要経費や所得控除、青色申告特別控除などのように、一年を通したこまめで手間がかかる処理と計画的な対応が必要とされるのですが、変動所得の制度は非常に利用しやすい節税方法といえます。