[税金]所得税法・法人税法等

サラリーマンから個人事業主・会社まで所得税・法人税等の確定申告の便覧に。税務ハンドブックとして税金対策にも役立ちます。


配偶者特別控除


配偶者特別控除とは

配偶者特別控除の定義・意味・意義

配偶者特別控除とは、配偶者に一定以上の所得があるため配偶者控除の適用が受けられない場合であっても、配偶者の所得金額に応じて、一定の金額の所得控除が受けられるようにした制度をいいます。

配偶者特別控除の位置づけ・体系(上位概念)

所得控除

配偶者特別控除は所得控除の制度のひとつです。

なお、所得控除には次の14つの種類があり、次のように分類することができます。

  1. 人的控除
    1. 基礎的な人的控除
      1. 基礎控除
      2. 配偶者控除
      3. 配偶者特別控除
      4. 扶養控除
    2. 特別な人的控除
      1. 障害者控除
      2. 寡婦控除寡夫控除
      3. 勤労学生控除
  2. 物的控除
    1. 雑損控除
    2. 医療費控除
    3. 社会保険料控除
    4. 小規模企業共済等掛金控除
    5. 生命保険料控除
    6. 地震保険料控除
    7. 寄附金控除

 

配偶者特別控除の趣旨・目的・役割・機能

配偶者特別控除の制度は、配偶者に一定以上の所得があるため配偶者控除の適用が受けられない場合であっても、それ(=配偶者の所得)が一定の金額に達するまでは、得られる控除額がなだらかに減少するように設計されています。

つまり、配偶者特別控除は配偶者控除と一体の制度として、これを補完する役割を果たしているといえます。

配偶者特別控除の要件と効果

配偶者特別控除の要件・条件

次のページを参照してください。

配偶者特別控除の要件 

配偶者特別控除の効果

配偶者特別控除による控除額

控除額は、妻の収入が増えるにしたがい、最高38万円から3万円まで段階的に減少していきます。

 



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