年末調整―事務―事務の流れ・事務手順
年末調整の事務の流れ・事務手順
概要・概略・あらまし
年末調整の事務の流れは、大きく次の4つの段階・ステップに分けて考えると、分かりやすいです。
1.各種申告書の提出
年末調整の目的は、源泉徴収税額と年税額の差額を調整するために、それぞれの額を集計・計算することです。
そして、そのためには、まず会社は社員のプライベートな情報(社員の経済状況・担税能力)を収集する必要があります。
この収集作業は、社員から所定の各種申告書を提出してもらうというかたちで行います。
2.年末調整の計算
源泉徴収税額を集計するとともに、社員に提出させた各種申告書に記載されている情報にもとづいて、年税額を計算します。
年税額の計算式の概要については、次のページを参照してください。
また、実際の年税額の計算の手順については、次のページを参照してください。
3.過不足分の清算
源泉徴収税額の集計と年税額の計算ができたら、その過不足分の清算をします。
具体的には、その年最後の給与支給時に、徴収しすぎた額は還付し、不足する額は徴収することになります。
4.税額の納付(所得税徴収高計算書の作成・提出)
年末調整の計算が終わり、これにもとづいて過不足分の清算をした場合は、定例どおり、原則として翌年1月10日までに、源泉徴収をした所得税を、「所得税徴収高計算書(納付書)」を添えて、納付します。
なお、年末調整はこれで終了ですが、年末調整絡みの事務として、年明けすぐに、源泉徴収票・給与支払報告書の作成および交付・提出という事務があります。
源泉徴収票・給与支払報告書の作成と交付・提出 - 手続き・申請・届出・内容証明郵便など法律問題
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