源泉徴収―事務―給与所得―毎月―②源泉徴収税額
源泉徴収税額とは
源泉徴収税額の定義・意味・意義
源泉徴収税額とは、所得税法で使用されている用語で、源泉徴収制度により、給料から天引きされた所得税の額のことをいいます。
源泉徴収税額の決定方法・決め方
給与所得は、総合課税の対象とされ、超過累進税率が適用されますが、源泉徴収のかたちで、概算前払いで税額が徴収されます。
問題は、源泉徴収税額をどう決定するかです。
所得税の税額は、原則として、申告納税方式により税額を確定・決定するのが原則です。
ただし、源泉徴収による所得税は、例外的に、「納税義務の成立と同時に特別の手続を要しないで納付すべき税額が確定する国税」とされています。
つまり、源泉徴収税額は自動的に確定されるわけです。
国税通則法
(納税義務の成立及びその納付すべき税額の確定)
第十五条
…
3 納税義務の成立と同時に特別の手続を要しないで納付すべき税額が確定する国税は、次に掲げる国税とする。
…
二 源泉徴収による国税
…
しかし、いくら「自動」だからといっても、源泉徴収税額と本来納めるべき年税額があまりに異なると、年末調整の制度がうまく機能しなくなります。
そこで、給与等に係る源泉徴収税額は、その月の社会保険料等控除後の給与等の金額と扶養親族等の数から、決定されることになっています。
- 別表第二 給与所得の源泉徴収税額表(月額表)
- 別表第三 給与所得の源泉徴収税額表(日額表)
この別表を使って源泉徴収税額を計算する具体的な方法については、次のページを参照してください。
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