年末調整―事務―年末調整の計算―概要
年末調整の算定・算出・計算方法・計算の仕方
年末調整とは、会社が、その年最後に給与等の支払いをする際に、源泉徴収税額と年税額とを比較し、その過不足分を、徴収しすぎた額は還付し、不足する額は徴収することをいいます。
つまり、年末調整の目的は、源泉徴収税額と年税額の差額を調整するために、それぞれの額を集計・計算することです。
そして、「源泉徴収税額<年税額」となれば徴収、「源泉徴収税額>年税額」となれば還付ということになります。
1.源泉徴収税額の集計
源泉徴収税額については、毎月源泉徴収をする際に、所得税源泉徴収簿などを記録しますので、これを使用することで、簡単に集計することができます。
2.年税額の計算
問題は、年税額、すなわち、本来納めるべき1年間の確定所得税額ですが、これは単に集計するだけではなく、計算する必要があります。
この年税額は、次の計算式で算定・算出します。
年税額 = 課税給与所得金額 × 税率 - 住宅借入金等特別控除額
課税給与所得金額
課税給与所得金額は、給与所得控除後の給与等の金額から、源泉徴収の段階で行う所得控除額と年末調整の段階で行う所得控除額の合計額を差し引いた金額となります。
課税給与所得金額 = 給与所得控除後の給与等の金額 - 所得控除額の合計額(源泉徴収+年末調整)
以上、実際の年税額の計算の手順については次のページを参照してください。
なお、源泉徴収の段階で行う所得控除と年末調整の段階で行う所得控除については、次のページを参照してください。
年末調整で行う内容(年末調整で行うこと)の概要・概略・あらまし
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