［税金］所得税法・法人税法等

税額の確定方式・方法―賦課課税方式

賦課課税方式とは

賦課課税方式の定義・意味・意義

賦課課税方式とは、税額の確定にあたり、国（税務署）や自治体が税額を決定して納税者に通知し、これに基づき納税する方法をいいます。

賦課課税方式の位置づけ

税金を支払うにあたっては、税額を確定・決定する必要があります。

この税額の確定方法には、次の２つの種類があります。

1. 申告納税方式
2. 賦課課税方式

なお、申告納税方式の具体的手続きが確定申告というわけですが、申告納税方式の例外として、源泉徴収制度があります。

賦課課税方式の具体例

賦課課税方式が採用されている税金には次のようなものがあります。

国税

国税の多くは、賦課課税方式ではなく、申告納税方式が採用されています。

地方税

地方税は、基本的には賦課課税方式です。

• 固定資産税
• 自動車税
• 不動産取得税

地方税における賦課課税方式による税額の徴収方法の分類・種類

地方税では、賦課課税方式により確定された税額の徴収方法としては、次の２つの種類があります。

1. 普通徴収…納税通知書を納税者に交付することによって地方税を徴収する（納付書により納める）
2. 特別徴収…会社などが徴収（天引き）することによって地方税を徴収する

このうち特別徴収の制度が適用される税金については、特別徴収の方法によることが原則とされています。