確定申告の具体事例―株式投資―源泉徴収ありの特定口座を選択した場合
源泉徴収ありの特定口座とは
源泉徴収ありの特定口座とは、証券会社が源泉徴収を行なう特定口座のことをいいます。
確定申告の要否
原則
源泉徴収ありの特定口座では、売却のたびに証券会社が売却益を計算して源泉徴収をして税金を納めてくれるので、基本的には確定申告する必要がありません。
例外
確定申告をする義務はないのですが、次の場合には、確定申告をすることで節税をすることができます。
- 年間で通算した場合の売却益が20万円以下の場合
- 年間の取引がトータルで損をした場合
1.年間で通算した場合の売却益が20万円以下の場合
年間で通算した場合の売却益が20万円以下の場合には、税金を支払う必要がありませんので、確定申告をすることで源泉徴収された分が還付されます。
2.年間の取引がトータルで損をした場合
年間の取引がトータルで損をした場合は、確定申告をすることで、損失を3年間繰り越して、翌年以降の利益から差し引くことができます。
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