［税金］所得税法・法人税法等

確定申告―手続き―納付―原則―納付方法―振替納税

振替納税とは

振替納税の定義・意味・意義

振替納税とは、確定申告により納付すべき納付税額の納付方法の一つで、申告した本人名義の金融機関の預貯金口座から申告税額を自動的に引き落とす制度です。

振替納税の位置づけ・体系

税金の納付方法のひとつ

振替納税は税金の納付方法のひとつです。

税金を納付するには振替納税も含めて次の３つの方法があります。

1. 現金で納付する方法
2. 振替納税による納付する方法
3. 電子納税する方法

なお、法定納期限は、確定申告期限と同じ翌年の３月１５日ですが、振替納税を利用した場合、４月中旬頃に指定の金融機関の口座からの引き落としとなります。

したがって、振替納税は一種の特例といえます。

振替納税の対象となる税目（税金の種類）

振替納税は個人でする申告所得税や個人事業主の消費税だけが対象です。

振替納税の手続き・手順

振替納税を利用する場合は、納付期限までに所轄の税務署または金融機関にあらかじめ口座振替の依頼書を提出しておく必要があります。

ただし、一度手続をしておけば、継続して利用することができます。

振替納税の注意点・ポイント

対象税目が限定されていること

振替納税は個人でする申告所得税や個人事業主の消費税だけが対象です。

振替納税とダイレクト納付との違い

振替納税と似た仕組みにダイレクト納付（電子納税の一種）があります。

ダイレクト納付では振替納税とは異なり、ｅ-Ｔａｘで電子申告等が可能なすべての税目が対象となっています。

延滞税

残高不足などでもし口座引き落としができなかった場合、１ヶ月以上延滞することとなり、延滞税が発生しますので、ご注意ください。