[税金]所得税法・法人税法等

サラリーマンから個人事業主・会社まで所得税・法人税等の確定申告の便覧に。税務ハンドブックとして税金対策にも役立ちます。


損失―種類―雑損失


雑損失とは―雑損控除しても控除しきれない損失

雑損失の定義・意味・意義

雑損失とは、所得控除雑損控除に規定する損失の金額の合計額が雑損控除の足切限度額を超える場合におけるその越える部分をいいます。

つまり、各種の所得控除のうち、雑損控除について、その年分の所得金額から控除できなかった部分です。

雑損失の位置づけ・体系(上位概念)

損失

所得税法上「損失」という用語が使われるのは次の2つの場合があり、雑損失はこのうち「1.ストックに生じる損失」に位置づけることができます。

  1. ストックに生じる損失…所定の事由により資産の価値が減少する、または資産自体がなくなること
  2. フローに生じる損失…各種の所得金額(=収入金額必要経費)の計算上赤字になること

雑損失の所得税法上の取り扱い

繰越控除

雑損失の金額については、所定の要件のもとに、翌年以降3年間の繰越控除が認められています。

次のページを参照してください。

雑損失の繰越控除とは



現在のページのサイトにおける位置づけ

現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 14 ページ]

  1. 資産―生活に通常必要でない資産
  2. 資産―生活に通常必要でない資産―具体例―自家用自動車(自家用車・マイカー)(サラリーマン・マイカー訴訟)
  3. 資産―事業用資産
  4. 資産―業務用資産
  5. 資産―業務用資産―範囲―区別基準
  6. 生活用動産
  7. 損失
  8. 損失―種類―雑損失
  9. 損失―種類―譲渡損失
  10. 損失―種類―純損失
  11. 災害
  12. 控除対象配偶者
  13. 扶養親族
  14. 低額譲渡

現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ



プライバシーポリシー