所得金額―所得の年度帰属
所得の年度帰属とは
所得の年度帰属の定義・意味・意義
所得の年度帰属とは、ある所得がどの年度に帰属するのか、つまり、どの年度の所得として課税されるのか、という問題です。
所得の年度帰属の趣旨・目的・役割
所得税は、個人が1暦年(1月1日から12月31日)で得た所得に対して(暦年単位課税)、超過累進税率を適用して課税するシステムとなっています。
この超過累進税率のもとでは、所得が全部ある1年の所得として課税されるのか、あるいは、2年間に分けて課税されるのかで、納付税額に大きな違いが生じます。
つまり、ある所得がどの年度に帰属するのか(=どの年度の所得として課税されるのか)によって、その課税負担額に大きな差が生じてくるというわけです。
そのため、所得の年度帰属は大きな問題となります。
所得の年度帰属の問題の具体的現れ
したがって、所得の年度帰属の問題は、具体的には、収入と費用の両方について、それぞれ「どの年の収入か」、「どの年の費用か」というかたちで現れます。
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