消費税―取引の実務上の分類
消費税における取引の実務上の分類・種類
実務上は、消費税が課税されるかという観点から取引を次の4つの種類に分類しています。
取引(国内取引・輸入取引) | 課税対象―消費税の課税対象となる要件を満たす取引 | 課税取引 | 消費税が課税される |
---|---|---|---|
非課税取引 | 社会政策的配慮から消費税は一切関係ないものとして取り扱われる→仕入税額控除不可 | ||
免税取引 | 消費税の課税だけが免除される→仕入税額控除可 | ||
課税対象外―消費税の課税対象となる要件を満たさない取引 | 不課税取引 | 消費税は一切関係なし |
1.課税取引
課税取引とは、消費税の課税対象となる要件を満たす取引(国内取引と輸入取引)のうち、例外的に消費税がかからないものとされている非課税取引と免税取引を除いた、消費税が課税される取引をいいます。
2.非課税取引
非課税取引とは、消費税の課税対象となる要件を満たす取引(国内取引と輸入取引)なのですが、そもそも消費税による課税がなじまなかったり、社会政策的な理由などから例外的に消費税を課税しないもの(非課税)とされている取引をいいます。
3.免税取引
免税取引とは、その商品・サービスが外国で消費されるために消費税が免除される輸出取引をいいます。
免税取引も消費税の課税対象となる要件を満たす取引(国内取引と輸入取引)の一種なのですが、その売上については輸出証明書を保管するなどの一定の要件を備えれば例外的に消費税が免除されます(輸出免税)。
4.不課税取引
不課税取引とは、消費税の課税対象となる要件を満たさない取引で、そもそも消費税の課税対象外のものをいいます。
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