［税金］所得税法・法人税法等

確定申告―法人税申告書―別表五（二）

別表五（二）とは

別表五（二）の定義・意味・意義

別表五（二）とは、必ず作成しなければならない別表（法人税申告書）の一つで、租税公課の納付状況と納税充当金（＝会計上の未払法人税等）の繰入額と取崩額を報告するための明細書です。

「租税公課の納付状況等に関する明細書」がその名称です。

別表五（二）の位置づけ・体系

法人税の確定申告にあたっては、決算書と確定申告書をそれぞれ作成して提出しなければなりません。

このうち、法人税における確定申告書のことを法人税申告書といいますが、これは数多くの別表で構成されています。

別表のうち、必ず作成しなければならない別表は次の５つで、別表五（二）もその一つです。

1. 別表一（一）…各事業年度の所得に係る申告書
2. 別表二…同族会社等の判定に関する明細書
3. 別表四…所得の金額の計算に関する明細書
4. 別表五（一）…利益積立金額及び資本金等の額の計算に関する明細書
5. 別表五（二）…租税公課の納付状況等に関する明細書

別表五（二）の書式・様式

別表五（二）は、大きく、次の２つの部分から構成されています。

1. 租税公課の納付状況…租税公課の納付状況
2. 納税充当金の計算…納税充当金（＝会計上の未払法人税等）の繰入額と取崩額

別表五（二）の役割・機能

別表五（二）は、損益計算書上の、租税公課と法人税等（「法人税、住民税及び事業税」）といった勘定科目で経理処理をされた税金科目と、貸借対照表上の未払法人税等の内訳書としての役割を果たしています。

1. 租税公課の納付状況…損益計算書上の税金科目の内訳書
2. 納税充当金の計算…貸借対照表上の未払法人税等の内訳書

なお、租税公課と法人税等といった勘定科目については、次のページを参照してください。

租税公課 - 簿記勘定科目一覧表（用語集）

法人税等 - 簿記勘定科目一覧表（用語集）